みなさん、債券には興味ありますか?
資産形成するにあたって、債券に対する捉え方はさまざまなタイプがあると思います。
ざっくり以下の感じでしょうか?
- 債券の大切さを理解しポートフォリオに組み入れている方
- 債券ってよくわからないけど、なんとなく保有している方
- 債券はまったく買わずに株式だけで運用されている方
私は②のタイプに近く、債券は投資信託で買っているものの、その保有割合はとても低いです。
そんな私ですが、約3ヶ月ほど前にモノは試しと、債券ETF「BND」を100口(約86万円分)を購入しました!
本記事では、以下のような内容を記載していきます。
- 現在の運用成績はどうなのか
- 分配金はどの程度は貰えたのか
- これからの債券に対する運用方針
本記事は、以下のような方々に読んでいただきたいです。
- ポートフォリオに債券を組み入れたい
- BNDなど債券ETFに興味がある
- すでに債券ETFを購入している
それではよろしくお願いいたします。
BNDについて
概要
簡単にBNDがどういったETFかご紹介します。
BNDの正式名称は Vangurd Total Bond Market Index Fund です。
以下のようなETFとなっています。
米国籍のETF(上場 投資信託)。
米国における公債、投資適格、課税対象、債券の幅広いパフォーマンスを測定するブルームバーグ・キャピタル総合債券指数に連動する投資成果を目指す。
引用:www.bloomberg.co.jp
つまり、BNDに投資することはアメリカの投資適格債券に幅広く投資することと同義です。
投資適格債券が対象ですので、債券の中でもよりリスクを抑えたものになります。
またETFの経費率は0.04%で、とても優秀な低コストファンドです。
BNDの価格推移
直近2年の値動きです。
赤色が債券ETFのBNDです。
また、比較対象として株式(S&P500)を青色で記載しました。
まず、株式の値動きから見てみます。
コロナショックで大きく下落するも、そこからすごい勢いで回復し・・・。
そのあとは皆さんご存知の通り、堅調に成長を続けています。
結果、ここ2年で+45%です。
対して、債券のBNDはというと・・・。
コロナショックの下落は株式に比べるとかなり小さいです。
きちんと回復もしています。
その後の動きはほぼ横ばい。
株式を見てしまうと、債券は動いていないと言っても過言ではないでしょう。
株式のリターンと比較すると物足りなく感じてしまいますが、このマイルドな値動きが債券のいいところだと思っています。
運用実績
購入情報
購入日 | 2021/8/24 |
---|---|
購入単価 | 86.43USD |
購入口数 | 100 |
2021/12/1現在、約3ヶ月の運用期間となっています。
現在保有しているのは購入当初の100口で、買い増しはしていません。
分配金
これまで3回の分配金を受け取りました。
うれしいことにBNDは毎月分配なんですよね〜。
支払日 | 金額(USD) | 税引後(USD) ※ |
2021/9/7 | 13.50 | 9.73 |
2021/10/6 | 13.02 | 9.38 |
2021/11/4 | 13.40 | 9.64 |
※税金は日米で控除
100口保有していると、税引後で毎月10ドル弱の分配金が貰えます。
3ヶ月で税引後 28.75USD の分配金を貰いました。
このペースが続けば、一年で約115USDが貰える計算です。
私の購入金額では、税引利回りは約1.3%といったところでしょうか。
トータルリターン
購入単価 | 86.43USD |
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現在価格 | 85.42USD (2021/11/30終値) |
保有口数 | 100口 |
含み損益 | ー101USD |
受取分配金 | 28.75USD |
トータルリターン | ー72.75USD (ー0.8%) |
やや損失が出ています。
ただ、今後も大きな下落がなければ、いずれ分配金で補填できる程度のマイナスです。
まとめ
今後について
今後気になることは、米国でテーパリング終了後に実施される利上げです。
これにより、債券価格が下がるかもしれないからです。
一般的に、市場金利が上昇すると債券価格は下落し、市場金利が下落すると債券価格は上昇すると言われています。
ETFの価格が下がってしまっては、含み損がますます大きくなります。
ただ、大きく値を下げることがあれば、逆に私は買い増しのチャンスと捉えます。
そうやって保有口数を増やし、さらなる分配金を毎月のように貰っていく作戦です。
また、株式のように激しい値動きはしないと考えていますので、暴落(暴騰)のような事態はないと思っています。
その点では、日々の値動きを気にせず穏やかに運用を続けられそうです。
持っていることも忘れ、たまにブログに運用実績を書く際に実績をチェックするくらいで済みそうです。
これまで、キャッシュによるクッションを作っていましたが、キャッシュはリターンをほとんど産まないことが気になっていました。
私が債券ETFを購入しようとした理由は主に2点です。
- キャッシュはリターンをほぼ産まないが、債券はある程度リターンがある
- 株式より値動きがマイルド
今のところ狙い通りです。
身をもって実感しました。
- 預金しておくより遥かに高いリターンが得られる →税引後 約1.3%
- 多少の値動きあるものの安定しておりほぼ気にならない →▲0.8%
今後も運用を続け、またその実績を公開したいと思います。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
なお、投資は自己責任でお願いいたします。
おまけ
債券って株式ほど身近な存在ではなく、仕組みの分からないことが多くありました。
例えば、金利と債券価格の関係のカラクリや、社債ってどこで値段を見て、どうやって買うの?などなど・・・。
初心者向けの本を読むなど、ある程度債券のことを理解した上で、債券を買うとより面白いかもしれません。
私が読んで分かりやすかった本はこれです。
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図解などもあり、活字が苦手な方でも読めると思います。