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【レビュー】モールドクリーナーで革靴のカビ落としをしてみる

こんにちは、しょーんです。

今回は革靴の手入れの記事です!
カビの生えた革靴を手入れしていこうと思います。

 

テレワークの普及でめっきり革靴を履かなくなったという方、多いんじゃないでしょうか。
私もそうです。

 

先日、久しぶりに靴箱の革靴の様子を見たところ、カビが生えているものを見つけてしまいました。

もともと「カビが生えているな〜」という認識はあったのですが、忙しさを理由に何もしていませんでした。
久しぶりに見てみると、ひどくなっている気がして急遽対応を決めました。

当分、革靴を履いて仕事に行く予定もないので、やっておいたほうが良さそうです。

 

ネットで調べたところ「モールドクリーナー」というもので革靴のカビ退治ができる、ということが判明しましたので、早速Amazonでポチリました。

今回はこの「モールドクリーナー」を使ったカビ退治の一部始終をお伝えしたいと思います。
加えて、サドルソープによるアッパーの洗いもおこない、革靴の冬眠に備えたいと思います。

 

本記事は

  • 革靴にカビが生えてそれを落としたい方
  • モールドクリーナーの効果を知りたい方

向けに書いております。

どうぞ最後までご覧ください。
※本記事では赤の他人の靴やカビなどの写真を掲載しておりますので、ご注意ください。

 

結論(モールドクリーナーの効果)

モールドクリーナーによるカビ退治の結果からお伝えします。

 

結果、すべてのカビは退治できませんでした・・・。

ただこれには理由があります。
残念ながら黒カビ、赤カビなどで表面にシミができた場合、それらはモールドクリーナーでは取れないと説明書きにありました。
私の靴はまさに黒カビで、綺麗に取り去ることはできませんでした。

しかし、それでもだいぶ薄くすることはできましたよ!

 

これより先、カビの生えた靴の写真掲載あり!!
閲覧注意!!!!

 

 

 

 

BEFORE

AFTER

どうでしょうか?
だいぶ改善したと思いませんか?

次項から、革靴をここまで綺麗にしてくれた「モールドクリーナー」と今回の作業内容を記載していきます。

 

モールドクリーナーとは


正式名は「Mモゥブレィ・モールドクリーナー」です。
以下、R&D社 HPに従来のカビ取りとの比較説明があったので一部引用します。

<従来の方法>

  • 市販の靴用除菌スプレー
    アルコール系で除菌=不活性化する方法なので、一定の効果はあるものの、持続性という点で「十分に満足」という結果は得られない。
  • 塩素系の強アルカリ性商品
    強力カビ取り剤として市販されており、確かに効果は高い。しかしながら、反面では、成分が皮膚についた場合・吸い込んだ場合・目に入った場合などを考えると取り扱いに最新の注意が必要。
    染色や塗装をしている革製品に使うと、カビも落とすが同時に色も落としてしまうため、皮革製品には使用しにくい。

 

<モールドクリーナー>

  • 除菌力の高い有機ヨードを主成分としたスプレーで、カビ表面を覆っている細胞膜を壊して除菌することが可能。
  • ヨードは海藻などに含まれている天然成分で、うがい薬や医療用の消毒剤などにも使われていて、低濃度では塩素系よりも除菌効果が高いとされている。モールドクリーナーは有機ヨードベースなので、「高い除菌効果」と「安心して使用できる」ことが最大の特徴。

 

カビ退治の効果は保ちつつ、天然成分だから革にもやさしいってことですね。

ただ、”天然成分”とかそういう類のワードは世に溢れてますからね・・・。
正直このときは半信半疑でした。

 

検証ターゲットのご紹介


今回のカビ落としターゲット、モールドクリーナー人柱は彼です。

Peal&Co/BrooksBrothersのセミブローグ、色はブラウン、サイズUS7。

かれこれ十数年ほど前に某メンズ館で試し履きして、良かったので個人輸入ってやつで買いました。

 

アッパーの手入れやソールのリペアは適宜施してきましたが、カビ対策はなおざりにしてきました。
また、一度も洗ったことがありませんので、今回はサドルソープで綺麗に洗っていきたいと思います。

 

いざ、カビ退治!

手順① ステインリムーバーで汚れ落とし

まずは、ステインリムーバーで汚れや余分なクリームを落としていきます。
日常のメンテナンスでもよくやるやつですね。


すっぴんになりました。

手順② モールドクリーナーをスプレー

アッパーが湿るほどモールドクリーナーをスプレーします。


だいぶ濡れてしまいました。
皮革にダメージはないのか、この時は心配でした。

 

続いて、内側にもスプレーしていきます。たっぷりと。

 

しばらくしたら乾いた布で表面を拭きます。
このとき若干カビが浮かび上がり、拭き取れるのが分かりました。
早速の効果を実感です。

手順③ サドルソープによる洗浄

暫く履く予定もなく、これまで一度も洗っていないため、今回は洗いの手順を加えることにしました。
界隈では有名な「サドルソープ」で洗っていきます。

 

もこもこ泡で包んで洗っていきます。

特別に内側も洗っていきます。
どうなるかは分かりませんが、もう勢いで洗います。

ある程度洗ったら軽く流し、残った泡は柔らかい布で拭き取ります。
(サドルソープの泡はそこまで神経質に流す必要がないと言われています。)

手順④ モールドクリーナーを再スプレー

再びモールドクリーナーをスプレーしていきます。
外側も内側もスプレーします。

スプレーしたところで記念写真を撮りました。

このまま5日間ほど乾かします。
日光の当たらない風通しの良いところに置いておきます。

手順⑤ 仕上げ

さて、ここからは通常の仕上げとなります。

今回は保湿も重点的に。
「1909シュプリームクリームデラックス」を登場させます。

 

続いて、サフィールノワールの「クレム1925」で磨いていきます。

磨き方は普段通りです、特別なことはしません。
クリームを入れたらブラッシングしていきます。

 

ワックスは使いませんでした。
このまましばらく靴箱で眠りますので・・・。

Before/After

磨きが終わりました。

ワックスを入れていないので、ギラギラした写真映えはありません。
ですが、しっとりとしていい感じです。

 

問題のカビもだいぶ薄くなりました。(再掲)

BEFORE

AFTER

繰り返しになりますが、私の靴は黒カビのシミになっていたため、モールドクリーナーでは落とし切ることができませんでした。(商品の説明書きの通りです。)

ですが、黒カビのシミもだいぶ薄くなりました
素人がここまでできれば、よい商品と言えるではないでしょうか。

また、カビの予防効果もあるそうです。
これで安心して靴箱で眠らせることができます。

 

まとめ

私の靴は黒カビだったため、良い検証とは言えませんでした。
モールドクリーナーは黒カビ、赤カビによる表面のシミは落ちないことがあるときっちり書かれています。

ただ、シミを取り切ることこそ出来ませんでしたが、薄くなっており効果はありそうです。
また、革が痛むなどといったこともありませんでした。

白カビの生えている靴を探しましたが、残念ながら(?)ありませんでした。
生えたら再検証しますね!

 

おまけ

ここからはおまけです。
「ブライドルレザーの財布をサドルソープで洗う」です。

サドルソープを出したのでついでに他のものも洗いました。

洗ったのは、GANZOのシンブライドルレザー製の財布です。
購入から7年ほど経っています。

最近はキャッシュレスということもあり、財布もコンパクトなものでいいです。
当分しまっておきたいのですが、その前に積年の汚れを落としておこうと思います。

BEFORE:洗浄後

AFTER:クリーム入れ後

内側のヌメ革に水やソープがかからないよう、注意して作業しました。
きれいになったので、この状態でしばらく保管しておきます。

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