2021年6月のSPYD(SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF)の分配金が発表されました。
高配当ETFの中でも特に利回りの高いETFです。
四半期に一度の分配金を楽しみにされていた方も多いのではないかと思います。
本記事ではSPYDの2021/6の分配金、SPYDの概要と今後の展望を書いていきたいと思います。
どうぞ最後までご覧ください。
2021/6の分配金について

2021/6の分配金は増配
2021/6の分配金は0.398912USDでした。
昨年からの分配金(USD)の推移です。

前回比では減配となりますので物足りない気もしますが、悲観するような数字ではないかなと思います。同年前期比9.1%の増配です!
次回以降の分配金も要チェックです。
SPYDについて
SPYD基本情報
基本情報は以下の通りです。
名称 | SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF |
---|---|
運用会社 | STATE STREET |
経費率 | 0.07% |
設定日 | 2010/10/22 |
資産総額 | 4.601(十億USD)-6/18時点 |
直近配当利回り | 4.06% |
トータルリターン | 4.06%(3年) |
ベンチマーク | S&P500 高配当指数 |
「S&P500 高配当指数」とは、S&P500指数に採用されている銘柄のうち、原則として配当利回りの上位80銘柄で構成されています。
1月末と7月末、年2回のリバランスがおこなわれ、均等配分するルールになっています。
組み入れ銘柄
2021/6/17現在、SPYDには全77銘柄が組み入れられています。
組み入れ比率の上位10銘柄は以下の通りとなっています。
銘柄 | 比率 |
Iron Mountain Inc. | 1.66% |
Seagate Technology Holdings PLC | 1.63% |
ConocoPhillips | 1.52% |
Regency Centers Corporation | 1.52% |
Federal Realty Investment Trust | 1.49% |
Simon Property Group Inc. | 1.48% |
Marathon Petroleum Corporation | 1.46% |
Public Storage | 1.46% |
Valero Energy Corporation | 1.45% |
Interpublic Group of Companies Inc. | 1.45% |
SPYDは配当利回りの高い銘柄を上位から機械的に組み入れています。
そのため、株価下落により相対的に利回りが上昇した銘柄が組み入れられている可能性があります。
その点を留意しておく必要があります。
セクター別組み入れ比率
2021/6/17現在、組み入れ比率の上位3セクターは以下の通りです。
セクター | 比率 |
金融 | 23.01% |
不動産 | 19.80% |
エネルギー | 13.73% |
配当利回りの高い不動産セクターの組み入れ比率が高いことがSPYDの特徴です。
まとめ、SPYDの今後は?
以下は直近1年の株価推移です。
概ね右肩上がりですね。
コロナ後にSPYDの投資を始めた方の多くは、分配金に加え含み益も発生しているのではないでしょうか。
2021/6/18終値で39.32USDと、直近高値の42.64から結構下がっています。
もしかすると、買い増しの絶好の機会(?)かもしれません。
とくに金融や不動産などSPYDの主要組み入れセクターは、コロナワクチンの普及による経済活動再開の恩恵を享受できる可能性があります。
こちらも楽しみな材料です。
以上、最後までご覧いただきありがとうございます。
なお、投資は自己判断にてお願いいたします。

