みなさん、こんにちは。
楽天証券で投資信託を買っていらっしゃる方、結構多いのではないかと思います。
楽天カード決済で楽天ポイントが貰えたり、結構お得が多いですからね。
今回はそのお得な仕組みの中の一つである「お取引(投資信託分)の進呈ポイント」が変更になったので、その内容を解説していきます。
結論:改悪なのか?
結論からです。
改悪になるかどうかは、保有しているファンドによります。
ただ、楽天証券のようなネット証券を利用する方は同じようなファンドを保有する傾向にありまして…。
とくに人気の高いファンドは以下ですね!
購入している方、多いと思います。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
我らが低コストの王eMAXISシリーズ、その中でも突出した人気です。
残念ながらこちらは改悪となってしまいます…。
これら以外にも改悪となるファンドがあり、その数は10個。
その10ファンドを保有している方は、今回の変更は”改悪”となってしまいます。
一方で、ファンドによっては改善になるものもありますよ。
(ほとんどが手数料の高い商品ですが…。)
なお、こちらも人気の高いファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(通称:楽天VT)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)
このファンドに関しては、優遇内容は変更なしとなります。
お取引(投資信託分)の進呈ポイントとは
楽天銀行の提供する顧客優遇サービス「ハッピープログラム」のひとつです。
ハッピープログラムとは、取引に応じて楽天ポイントが貰えたり、ATM手数料や他行振込手数料が無料になったりするものです。
ハッピープログラムには楽天証券と連動した優遇も存在します。
その中の一つに、
楽天証券での投資信託の残高に応じて楽天ポイントが貰える
というものがあります。
今回、変更となったのはこのサービスです。
今回の変更内容
以下のとおりです。
引用:楽天銀行
これまでは投資信託ならなんでもOK、保有していれば10万円ごとに4ポイント貰えました。
例えば100万円を保有していれば毎月40ポイント貰える計算です。
しかし、今後は3~10ポイントとファドにより貰えるポイントが変わるようになりました。
さらには一部ポイントが貰えないファンドもあるようです。
じゃあ、貰えるポイントは何によって決まるかというと…。
ずばり、楽天が儲かるファンドか否かです。(キッパリ)
引用:楽天銀行
楽天証券が受け取る代行報酬手数料率によって、ファンドはA~Dに分類されます。
- A、Bに分類されるファンドであれば貰えるポイントは増えます。
- Cに分類されるファンドはポイント据え置きです。
- Dに分類されるファンドはポイントが減ります。(実質”改悪”です。)
Dに分類されたファンドは、貰えるポイントが10万円あたり4ポイント→3ポイントに減ります。
前述のとおり、人気の高い3つのeMAXISシリーズを含めた以下10ファンドがDと対象外です。(★ … 対象外)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・先進国株式インデックス・ファンド(雪だるま(先進国株式)) ★
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式)) ★
- SBI・新興国株式インデックス・ファンド(雪だるま(新興国株式)) ★
まとめ&今後について
まとめます。
- eMAXIS Slimシリーズの全世界、先進国、米国を保有している方は改悪
- 楽天VT、楽天VTIを保有している方はそのまま
そして今後についてです。
これは私の考えですが、現在楽天証券で改悪対象となるファンドを購入している方は、今後も購入を継続したほうがよいと思います。
つまり、これを理由に競合するSBI証券へ乗り換える必要はないということです。
また、ポイント付与の大きいAやBに分類されるファンドを買うこともお勧めしません。
付与されるポイント以上に信託報酬を取られたら意味ないですからね。
この投資信託進呈ポイントは+アルファのラッキーポイントと割り切って、今後も淡々と購入していくのがベターだと考えます。
ちなみに私の場合、今回の”改悪”に被弾したのは
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
の2つです。
特にオールカントリーは現在進行形で積立中なので、かなり残念ではあります。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
なお、投資は自己責任でお願いします。